アンダクパ 第24話
「ついに、ここか?」
「そうだ…。」
ナイフのような刃物を握りしめた二人の男が暗い闇の中、地図を眺めている。
「斬るのか?」
「…かまぼこ。」
「…いや、チュニュジア!!」
「そうか!」
外では月の光が辺り一面を照らしている。
風は湿ったような生暖かい感じだ。
一人の男が急に立ち上がった。
「すまん…。」
そう言うと彼は、袖の下から犬笛のようなものを取り出した。
そして、力いっぱいに吹き鳴らした。
辺り一帯にその甲高い音が響き渡る。
「お前……。」
何が起きたのか分からず周りを見渡す。
するとそこには、20を超すほどのぺティグリーチャム愛好家がいた。
「…ヤンモ、ヤンモ コサダルパー!!!」
彼はついに言ってしまった…。