毎週12ページは神
河辺にて
※この物語は実体験を基にして創られたフィクションです。
K:今日そろったメンバーは4人。そして定例通り石洗いは3人。
T:…はぁ。
K:と、いうことで毎度同じながらジャンケンで決めましょう。
じぃゃんけるんほぅい
K:やった!じゃぁT、M、Sが石洗いね。
T:…え?
K:…?
T:いつもはサンマなのになんで今日に限って一回!?
K:………え?
T:定例通りって言ったじゃん!
K:……………え。
S:一時逃れですか?
T:え?
S:一時逃れほど無意味なものはありません。
T:い、いや。でもやらないよりは希望があるっていうか…
S:希望?そんなものはありません。一時逃れの先に待つのはむしろ絶望のみです!
K:え…
S:例えば、あそこでゴミ拾いをしているオバさん。
尊いことです。
しかし、集められたゴミは結局のところ移動させられるまで。
結果的な解決には至っていないのです。
近年のゴミの問題はこういったオバさんの一時逃れから生まれているといっても過言ではありません。
T:それはゴミをポイ捨てする輩が悪いんじゃ…
S:最近の日本にはその場凌ぎが多すぎる!
・一時逃れな政策
・一時逃れな借金返済
・一時逃れな謝罪会見
・一時逃れな逃亡そして整形
・一時逃れな試験勉強
・一時逃れな延命
・とっ…とりあえず隠そう警察が来る前に
・コンコン。入るわよー
えっ、ちょ、ちょっと待っ
…あなた。今何を隠したの?
K:最後のほうなんか、もう違うような…
S:いえ。「証拠隠滅のために埋める→犬かなんかに掘り起こされる」
典型的な一時逃れの絶望的な末路です。
K:はぁ…
S:そう。いまや日本は「とりあえず、まぁ」ばかりで済まそうとする一時逃れ国家になり下がってしまったのです!
絶望した!なんでも先延ばしにする一時逃れ社会に絶望した!
M:いやだなぁ。一時逃れなんて。そんなのあるわけ無いじゃないですか。
S:またあなたは…
M:もうすぐ年末。みんな忙しいんです。だから保留しているだけですよ。
・国債 保留
・組からの返済を迫る電話 保留
・発電により生じた核廃棄物 保留
S:………それって、やってること本質は同じじゃありませんか?
M:いえ。いつかは絶対に解決出来るんです。
T:大抵は遠い未来にね…
M:二つ目は3日で解決したそうです。
それ以来彼をみた人は居ないそうですが。
S:彼に何があったのかは、あえて聞かないことにしましょう…
だからオムニバスのラベル順に…………………
…あれ?
K:あ。そう言えば、タンメンまいといてくれた?
T:あっゴメン!まだ石切り場に天日干しに…
K:えー?ちゃんとファランクス無糖にしてよ!
S:こ、これは少なすぎる文章量を補うための一時逃れでしょうゆと言ったらキッコーマン!
はっ!
ささみの化学的酸素要求量が!
躑躅の森に生肉が5つも!
イートハーブ感触が艶めかしく!
K:うなっうなっうなっうなっうなっうなっうなっうなっうなっうなっうなっうなっ……………………
シロウトにオチ求めるなヨナ。